深山幽谷にこだまする法螺の音は誠に心打たれるものでございます。そして、その音色に魅了され立螺の練習を始められた方は少なくないと思います。 山伏が所持する修験十二道具の一つに法螺貝があり、法螺の音は獅子吼とも呼ばれ、如来の説法を擬しています。その音を聞けば罪が消滅し、極楽に往生することができると経典にあることから、衆生の罪の汚れを消し去り、悟りに導くことの象徴として法螺は吹かれるのです。

長さ： 35.0㎝ ※長さは、身長を計測するように貝を垂直に立てて計測した長さです。 重さ： 1.101ｇ 歌口： 手作り／アコヤ貝を1枚1枚丁寧に貼付しています。

胴回りが太く、模様もバランスも良い貝です。また、金管楽器としての法螺貝の音色が出るよう、ルーターを使用して丁寧に仕上げておりますので大変美しい音色を奏でます。

但し、修験道の立螺法では［５音階（乙音=木・火の２音）、（甲音=土・金・水の３音）］を吹き分ける必要がありますが、当該法螺貝はサイズ的に甲音（高い音）を立てるのが困難です。もし、修験者に伝承される立螺法習得を目的にするのであれば、お勧め出来ません。

古来より腹式呼吸は体に良いと言われていますが、法螺貝は「腹式呼吸」で吹くので、「ダイエット効果が期待できるし、若々しい姿勢を保つ」のにも役立ちます。※姿勢を支える抗重力筋の多くは運動時に呼吸を補助する筋肉で、中でも背筋を立てるのに重要な脊柱起立筋は呼吸をサポートするからです。

古来より伝承される法螺貝の立て方を練習するもよし、ダイエット効果や若々しい姿勢を保つ等のために練習するもよし、歌口の周囲に貼付されたアコヤ貝が大変美しいので飾り、魔除け、お守りとするのも良いと思います。是非、この機会に!!